SSブログ

連帯債務と連帯保証はどう違う? [お金の知識]

連帯債務と連帯保証はどう違う?

夫婦で住宅ローンを借りたのですが、
妻の私は連帯債務者となっていました。
連帯保証人に比べて責任は重いのでしょうか。


●連帯保証債務は主債務者と保証人の間に主従関係を発生させます。

連帯債務とは、貸主とそれぞれの借主との間に、
独立した金銭消費貸借契約があり、
これが結合したものと考えてください。

連帯債務者は、それぞれが対等な関係といえます。

これに対し、連帯保証債務は、
債務者の債務を保証するわけですから、
債務者と保証人との間には主従の関係があります。

具体的な違いとしては、
連帯債務では、債務者の1人について、
契約が無効・取り消しとなった場合でも、
他の債務者に影響しないのに対し、
連帯保証債務の場合には、債務者に生じた事由は、
すべて保証人に効力が生じます。

(ただし、破産、民事再生などにおいて例外があります。)

しかし、連帯債務にも保証人的役割があり、
そのような具体的役割に着目するならば、
連帯債務と連帯保証との実際上の違いはあまりないといえるでしょう。

このように、保証人的役割があるという意味では共通しているのですが、
金融機関は、連帯債務貸付けではなく、
連帯保証貸付けにすることが多いようです。

というのは、債権譲渡したり、契約条件を緩和するような場合に、
連帯保証の場合であれば、債務者に対してだけ手続きを行えば、
連帯保証人にもその効力が及ぶのに対し、
連帯債務の場合は、それぞれが独立して金銭消費貸借契約があるという性質上、
連帯債務者全員とその手続きを行わなければならないという煩雑さがあるからです。

設例のように配偶者が連帯保証人ではなく、
連帯債務者になったのは、肺愚者も不動産を共有しているなどの、
特別な事情があったからでしょう。






Sponsored Links





共通テーマ:競馬

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。